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理想の男の子

第13章 別れ

(注意:まい目線)






「まいっっ!!」

いきなりようへいに、大きな声で呼ばれた


立ち上がろうとするようへいを抑える看護師


一体何が…




怖くなって涙が目に溜まる

震える体を慰めながら辺りを見渡す



ふと左隣にお医者さんが立っている

私の点滴にチューブをさす

「な、なんですか…?」

睨むようにお医者さんを見る

危ない状況ということは本能が知らせた

「大丈夫ですよ」

薄く微笑みながらお医者さんは言った

危ない

何かが危ない




咄嗟にようへいを見た

まだナースに抑えられていて、暴れていた

「ようへいっ!!」

そう叫んだと同時に







意識が飛んだ

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