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理想の男の子

第13章 別れ

会えない

ようへいと会えない

そんな…そんなこと…

こんな病気何かで会えないなんて…

今更病気を恨んだって何にもならないことはわかってる





私はグッとベットの布団を掴んだ



「…もういい…もういいっ!」

お母さんを突き飛ばした



ガシャンッ!!


椅子が飛ばされ、壁に少し叩きつけられたお母さん


「ほっといて…!出てって!!」

布団を頭まで被り

目をギュッとつむった。





「…」

何も言わないお母さんは

鞄を掴んで出ていった。






まくらは涙でビショ濡れだった

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