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理想の男の子

第3章 分かって欲しくて…

中庭で一人 思う存分泣いた

誰にも負けないぐらい泣いた



「何かスッキリした」

泣いた後は眠くて…

目を擦ったけど睡魔には

勝てなかった




夢の中

まさきに抱きしめてもらった


暖かくて

恥ずかしいけど

嬉しい気持ちでいっぱいだった

ずっとこのままで…






「・・い・・っ」

な・・に?

寝ぼけてよくわかんない…

「・・い!・・まい!」

私を呼んでる?

ぼけーっとしたまま

目を擦った

寝そべってる私の横に

呼び主が居る


私は起き上がって

呼び主に抱きついた

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