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理想の男の子

第3章 分かって欲しくて…

「だから嬉しかったよ…」

恥ずかしいけど

もっと甘えたい…

そう思った

「…///」

まさきは顔を真っ赤にして

そっぽを向いた

「な、なに人に言わせておいて
     そっぽ向くの!」

ちょっと意地悪したくなった

「おま・・嬉しいとかどんだけ…//」

口元が緩んでるまさきは

嬉しそうだった

「・・・っ///」

まさきは嬉しそうに笑った

キュンッ

可愛い…

「そ、それでね…」

「うん//」

まさきと目が合う

やば・・恥ずかしい!

すぐにそらした私。

「嬉しくて…抱きついちゃったの//」

言っちゃったよ

心臓バクバクで死にそう

「ふーん・・」

そう言ったまさきは黙りこんだ


えっ?


なんで黙るの?

もしかして怒ってる?

でも何で?


私の中は一気に不安で埋もれた

嫌われたら嫌だよ…

あんなこと言わなければ

よかったよぉ…

そう思っていたら

「まい、何か今日積極的…//」

どうやら私の行動に

驚いていたよう

「心配させないでよー・・」

ポカポカとまさきを叩く

「いって!なんのこと?」

何もわかってないような

まさきの顔

「プッ…」

思わず吹き出す

「なんだよ!それっ」

そう言うとまさきは

私の脇の下に手を…

「あははっ!くすぐったい」

マジやめてー!

ヒーヒーと笑いをこらえる

「お返しだ」

ニッコリと笑った顔で言ってきた

こ、怖っ…!

「すみませんでした!」

そう言うと立ち上がった私

逃げてやる!

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