テキストサイズ

理想の男の子

第5章 勘違い

「ポーチー!」

そう叫んだ私

明日でもいいけど

けじめはつけたい気分

まさかとは思うけど

トイレ探そう

うん、無いと思う。

確信したけど私の足は

トイレへと向かう

「おいっ!誰か来たぞ…」

誰かが慌てた声で言った

誰かって私?

来たらまずかったのかな?

柱の影に隠れる

「あれ、誰もいないぞ?」

「驚かすなよー」

「それよりこれ見ろよ…」

「まいちゃんのポーチ・・」

は!?

私のポーチ!?

なんで持ってんの!?

「まいちゃんらしい可愛いポーチだ」

「あぁ、中身も見てみようぜ」

そう言うとジィーと

チャックを開ける

きもいきもい!

思わず飛び出す

「何やってんのよ!」

私のポーチー!

「まいちゃん!?」

「ほ、本物だ…!」

偽物なんて居ないよ…

「とりあえず、それ返して」

手を前に差し出した

早く帰ってまさきと仲直り

ラブラブハッピーエンドを迎えたい!

「それは無理だなぁ…」



は?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ