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理想の男の子

第6章 愛し合う気持ち

えっと確かリビングの壁に…



ホワイトボードを探す私


「あった!」

飛びついた私

「ここに紙が…!」

笑顔で振り向き

ビシッと指を指す



これでまさきは信じる!

今までの苦労が一気に無くなる


嬉しくてたまらない


「へぇー どこに紙が?」

まさきは私と目を合わせる

「何言ってるの!ここにあるよ!」


そう言った私は

ホワイトボードを見た




そこは真っ白だった


「紙…どこ?」

まさきは無表情で言う

「…朝はあったのに」

この時間まで家に居るのは

…お母さんだけだ


「お母さんが持ってるかも・・」

「持ってなかったら?」

「え?」

リビングから出ていきながら

まさきはそう言った

「持ってるよ!たぶん…」

「たぶん?」

なんでまさきは

そんな問い詰めるの…?


いつもはもっと優しいのに・・

それだけショックなの?



「わかんないよ…」


そう呟いた私は

まさきを追いかけた

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