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チェーンな2人

第1章 会ったばかりなのに


少しだけでも
声が聞きたいときは


夜中に目が覚めた時
電話をかけることもあった



眠そうな彼に
ごめんね
と言いながら・・・



眠く疲れているのに
彼は



「電話してくれてありがとう
声が聞けてうれしかったよ」



と、言ってくれた



「ねぇ
私のこと好き?」



「好きだよ」



「どれくらい好き?」



「一ミリも離れたくない程
好きだよ」







こんなに離れているのに
一ミリも離れたくない
なんて…


言って欲しいけど
言わないで…





そんな電話の後
私は必ず
一人で泣いていた




胸が焼ける程
寂しさが辛く

胸が焼ける程
彼の事が好きだった

狂おしい程
愛していた








そんなある日
彼が言った









「もうすぐ

まとまった休みが取れるから




会いに行くよ」





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