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気になるアイツ

第7章 対価 2

「あぁ…」

そのまま腰を動かし始めると、堰を切ったように梨江子は快感の声をあげた。

「んはああぁあん!すご、いいぃぃぃ」

動くと中でどんどんと形が変わって、俺を奥へ奥へと引き込んで行く。

「気持、ちいいよぉ…お兄ちゃん!お兄ちゃぁん!」

「リコ、リコぉ」

快感に囚われて、一度動かし始めるともう我慢はできなかった。

快感をもっと凄い陶酔を求めて夢中で腰を動かし続けた。

「あたし、もぉ、もうダメぇぇぇえ!!!」

「もう、出る!イク!!」

大きくのけぞって天井を仰ぎ見るような梨江子に、俺はしがみつくようにして、熱いものをほとばしらせた。

ほとんど同時だった…と思う。



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