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気になるアイツ

第8章 後悔

初めての委員会は顔見せ程度で終わり、と思ったら最後にとんだ罰ゲームが待っていた。

「今日は簡単にこれで終わりにしたいと思います。本格的には来週からってことで。あと、簡単な資料作りが残ってますが、二人で30分もあればできる作業だと思うんで、一、二年の中から一人ずつ出てもらいましょうか」

「せーの!最初はグー!!じゃんけんぽん!!!」


公平な決め方といえばこれか…


「決まりましたか?お二人さん、よろしくお願いします。では解散しまーす。お疲れ様でした!」

俺は自分の運のなさを呪いたくなった。

出したのは俺以外皆パー。

俺の一人負け。

そしてもう一人、自分の出した手をじっと睨みつけているのは、梨江子だった。


マジかよ…この気まずい雰囲気の中、二人で作業とは…



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