恋ばか
第10章 ~婚約者~
「お、お祖父様?」
「ハハハッ!! そうか、留架が好きか!! ハハハッ!!」
みんな驚きに目を見張る。
お祖父様がこんなに笑ってるの初めてみた…
お祖父様はしばらく笑うと、上機嫌のまま俺に話しかけてきた。
「留架…えらい凄い奴を捕まえたな。 小原財閥の息子を捕まえるなんて、さすがわしの孫だ。 ハハハッ!!」
そう言って優しく微笑んだまま言葉を続ける。
「なあ留架…わしはお前が小さい頃から厳しくしつけてきたが、それはお前を苦しめていただけなんだとお前が出て行ったあの日、初めて気がついたよ…すまなかったね。 これからは気軽に家に帰ってきなさい。 春架も喜ぶしな。」
「お祖父様…」
嬉しくて涙が溢れそうになった。
お祖父様はそんな俺を見て優しく微笑むと、ゆっくりと立ち上がった。
「…さて、そろそろ帰るかの…」
「あっ…はい。 今度お伺いさせていただきます。」
お祖父様に頭を下げる。
すると、今まで黙っていた綾音が口を開いた。
「ハハハッ!! そうか、留架が好きか!! ハハハッ!!」
みんな驚きに目を見張る。
お祖父様がこんなに笑ってるの初めてみた…
お祖父様はしばらく笑うと、上機嫌のまま俺に話しかけてきた。
「留架…えらい凄い奴を捕まえたな。 小原財閥の息子を捕まえるなんて、さすがわしの孫だ。 ハハハッ!!」
そう言って優しく微笑んだまま言葉を続ける。
「なあ留架…わしはお前が小さい頃から厳しくしつけてきたが、それはお前を苦しめていただけなんだとお前が出て行ったあの日、初めて気がついたよ…すまなかったね。 これからは気軽に家に帰ってきなさい。 春架も喜ぶしな。」
「お祖父様…」
嬉しくて涙が溢れそうになった。
お祖父様はそんな俺を見て優しく微笑むと、ゆっくりと立ち上がった。
「…さて、そろそろ帰るかの…」
「あっ…はい。 今度お伺いさせていただきます。」
お祖父様に頭を下げる。
すると、今まで黙っていた綾音が口を開いた。