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恋ばか

第1章 ~出逢い~

~留架SIDE~
なんでここに境がいるんだ…?

っていうか今までの全部見られてた!?

ヤバい…どうしよう…

「何って、キス?」

境の質問に、「当たり前じゃん。」と言うように亮が普通に返す。

「おまっ!! なに普通に言って!?」

顔が赤くなり、境の顔がまともに見れない。

「なっ!? ふ、ふざけるなっ!!」

「ふざけてなんかない。 嘘だと思うなら今、お前の目の前でもう一回してやろうか?」

そう言うと、亮は俺を引き寄せて再びキスしてきた。

「ふ…ッ…んんっ…ちょっ…亮…やめっ…」

境の目の前でこんな事するなんて…

「はぁ…っ…はぁっ…なに…考えて…」

「ん? なにって、留架は俺のものだって見せつけてんの」

「……っ///」

俺がなにも返せないでいると、境が口を開いた。

「留架…そいつの事好きなのか…?」

「え…?」

境…?
なんでそんな事…?

「そいつの事好きで、キスしたのか?」

「そっ、それは…」

「もし、好きじゃないんだったら…俺と…俺と付き合ってくれ!!」

「…っ!? 境…何言って!?」

「本気なんだ!! 俺と付き合ってよ!!」

境!? なんかいつもの境じゃない…?

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