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恋ばか

第12章 ~崩壊~

(俺が起こしたら、亮びっくりするかな…)

そんな事を考えながら、準備を終え、亮の部屋の前まで来た。

(よし、やるか。)

ノックせずに部屋に入り、亮が寝ているベッドまで足音を立てないように、そっと近づく。

そして、勢いよく布団をめくった。

「坊ちゃま、起きてくださ…」

しかし、亮を起こす声は途中で切れてしまった。

「…春……架……?」

だって、亮と春架が抱き合いながら寝てたから…

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