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恋ばか

第13章 ~衝撃~

「お前…春架を抱いたのか?」

「…っ…」

俺の言葉に、亮はつらそうに唇を噛んだ。

その表情を見た瞬間、気づいたら亮を壁に押し付けていた。

「なんでだよ!? なんで春架を抱いた!!?」

俺の急な行動に、春架は目を見開いた。

「っ……薬…盛ら…れっ…て…」

「っ!!」

その言葉を聞いたのと同時に、亮を殴り飛ばした。

「…っ!!」

亮が勢いよくベッドに倒れ込む。

「亮さんっ!! 大丈夫ですか!?」

「いっつ…」

俺は息を荒げながら亮を責め立てた。

「ふざけるなっ!!!! お前が春架を抱いた理由を媚薬のせいなんかにするなよ!!! 留架が今までどんだけつらい思いをしてお前と付き合ってたと思って…」

そこまで言って、ハッとする。

しまった…余計な事まで言ってしまった…

俺の言った言葉が引っかかったのだろう。
亮が俺に詰め寄ってきた。

「…どういう事だよ、それ?」

「……………」

何も言えずに黙り込む。

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