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恋ばか

第13章 ~衝撃~

「境…?」

「っ…」

俺の心境を読み取ったんだろう。

臣が、優しく声を掛けてくる。

「境…話してあげな。」

その言葉に頷き、話を続ける。

「亮さ…自分のファンクラブがあるの知ってる?」

「え…うん…」

亮が頷いたのを確認し、言葉を続けた。

「そこのクラブの部長の依頼だったよ。」

「なっ!?」

全く予想していなかったのだろう。

亮も春架も目を見開いた。

「もちろん、そいつの所に行ってそれなりの事はさせてもらったよ。 留架を襲わせた理由を聞いて驚いた。
『あの二人って同居してるんでしょ? ムカついたのよ。』 だって…」

俺の話を聞いて、亮は当然の疑問を口にした。

「なんで…俺と留架が一緒に住んでるって知って…」

「俺も、それは聞いたよ。 答えは簡単だった。 あいつ…ストーカーだったんだよ。 だから、留架と同居してるのがバレた…」

話が一段落すると、亮は深く考え込んだ。

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