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「…ぅ…っ…」

これで最後だから…もう諦めるから…


今だけは…泣いてもいい？


最後に…目一杯の好きを言わせて…

「っ…好きだよ…大好きだよっ…亮…っ」

「好き。」って何回言っても足りないくらい、俺は亮の事…

「…愛してたよ…っ…」

亮…

「今まで…ありがとう…」

別れの言葉を述べたとき、聞こえた冷たい声。

「ふ～ん……全部思い出したんだ。」

驚いて顔を上げると、そこにいたのは…黒い笑みを浮かべた空だった。

「そ…ら…」

こんな空…見たことない。

「困るんだよね。 今更さ、小原とやり直すとか言われでも。」

空はそう行って、俺を押し倒してきた。

「ちょっ、空!?」

「…だからさ、保険…かけさせて…？」

怖い…こんな空…知らない…