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恋ばか

第21章 ~告白~

「………………」

みんなの楽しそうな笑い声が、一瞬にして止む。

「…ごめん。」

「ごめんって…どういうことだよ?」

目の前には、なにも置かれていない、真っ白な部屋。

境が俺に詰め寄ってきた。

「ごめん…境。」

「謝られたってわかんねえよ!!」

その時、境を止めるように腕が伸びてきた。

「境様、落ち着いて下さい。」

「っ…三神!?」

境が振り返れば、そこには三神がいて…

「なんでここに…」

「留架様の荷造りをお手伝いしていました。」

そう言って、三神は悲しそうに顔を歪めた。

「留架様、客間をお使い下さい。」

「…うん。 ありがとう。」

境はまだ納得していないようだったが、黙って移動し始めた。

「「……………」」

無言のまま移動し、それぞれが客間の椅子に腰掛ける。

俺は座らずに、みんなが頭の中で整理できるのを待った。

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