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恋ばか

第26章 番外編~Merry Christmas~

~亮SIDE~
留架が飛び出していってから、早1時間…

いてもたってもいられなくなってきた。

「留架どこに行ったんだろう…」

「…さあな。 落ち着けって。」

そう境に言われるが、大事な恋人が泣きながら出て行って、落ち着けるわけがない。

「はぁ…」

「なぁ…なんであんなこと言ったんだ?」

その言葉に、二人を振り返る。

「確かに。 いつもの亮なら、速攻で食いついてたよな。」

「それは…」

一瞬ためらい、口を開いた。

「…留架に、あんまり負担かけたくなかったからだよ。」

「負担?」

俺の言葉に、境が首を傾げる。

「最近、留架の体ばっかり求めてたから、我慢しようと思って…」

「それで断ったのか?」

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