
恋ばか
第29章 ~好きになっちゃいけない人~
「なんでこんなところにい…」
その疑問は、すぐに解消された。
「肩なんか組んで、どこに行くんだろう?」
気になって、気づかれないように尾行する。
「おい、本当に………か?」
「うん……い……」
そこそこ距離があるため、話の内容がすべて聞こえない。
「…ぅ…そ…」
もうしばらく歩くと、二人は建物…俗に言うラブホに入って行った。
「…っ……」
その姿を見届けると、気が付けば走り出していた。
「はぁ…はぁっ…」
少し全力で走ると、先ほどの公園に戻ってきた。
「ふっ…ぅぅ…ッ…」
涙が次から次へと溢れ出す。
「…っく……ッ…」
別に、空さんは俺と付き合ってるわけじゃない。
だから、他の人と寝るのも当然だ。
「…うっ…ッ…」
なのに…
「…っ…」
どうしてだろう?
心のどこかで、空さんは俺以外の人と寝ないって決めつけてた。
『新しい恋見つけなよ。』
探す必要なんてなかった。
「どう…しよっ…」
俺はもう、恋をしていたんだ。
してはいけない人に━━……
その疑問は、すぐに解消された。
「肩なんか組んで、どこに行くんだろう?」
気になって、気づかれないように尾行する。
「おい、本当に………か?」
「うん……い……」
そこそこ距離があるため、話の内容がすべて聞こえない。
「…ぅ…そ…」
もうしばらく歩くと、二人は建物…俗に言うラブホに入って行った。
「…っ……」
その姿を見届けると、気が付けば走り出していた。
「はぁ…はぁっ…」
少し全力で走ると、先ほどの公園に戻ってきた。
「ふっ…ぅぅ…ッ…」
涙が次から次へと溢れ出す。
「…っく……ッ…」
別に、空さんは俺と付き合ってるわけじゃない。
だから、他の人と寝るのも当然だ。
「…うっ…ッ…」
なのに…
「…っ…」
どうしてだろう?
心のどこかで、空さんは俺以外の人と寝ないって決めつけてた。
『新しい恋見つけなよ。』
探す必要なんてなかった。
「どう…しよっ…」
俺はもう、恋をしていたんだ。
してはいけない人に━━……
