
恋ばか
第29章 ~好きになっちゃいけない人~
「なにす…」
驚いて顔を上げると、先輩の後ろには数人の男が立っていた。
「おい、本当にやっちゃっていいのかよ?」
「構わないよ。」
怖い…
言いようのない恐怖に、体が動かない。
「やったね。」
「っ…や…めて!!」
男たちが近づいてきて、服を脱がそうと手をかけてきた。
「おいおい、暴れるなよ。」
「んっ!!」
右手と両脚、口を塞がれ、なにもできない状態になった。
「早いとこ片づけちゃってよね。」
「わかってるって。」
先輩がそう声をかけると、男の一人がカメラを取り出した。
「じゃ、後はよろしく。」
「おう。」
先輩はそう言って、帰って行った。
(いやだっ!!)
逃げようと必死にもがくが、数人の男に押さえつけられているせいで、びくともしない。
「へぇ~、いい身体してんじゃん。」
「…っ…」
男の手が、体を撫でまわしてくる。
「ん゛ん゛っ!!!」
ズボンも脱がされ、下半身をさらけ出された。
「ははっ。 可愛いのついてんじゃん。」
男が俺のモノを握りこんできた。
「ん゛っ!!?」
それを見ていた他の男が、俺の胸を舐めてきた。
(気持ち悪っ…)
胸を這う下の感覚に、背中に虫唾が走る。
「やば…興奮してきた。」
そう耳元で聞こえたと同時に、男のそそり立ったモノが目の前に差し出された。
「くわえろ。」
「んぐっ!!」
無理矢理口を開かされ、口の中に男のモノが入り込んできた。
