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恋ばか

第35章 ~おまけ2~

「兄ちゃん、三神に会いたいだろうなと思ってさ。」

春架にそう言われ、苦笑する。

「当たってるでしょ?」

「…まぁね。」

確かに、三神に会いたいと思っていた。

「あ、そうだ。」

「?」

腕の中にいる子猫のことを思い出す。

「三神…帰ってきて早々悪いんだけど、頼みがあるんだ。」

「なんですか?」

子猫を三神に見せる。

「動物用のミルクを買ってきてほしいんだけど…」

「わかりました。」

三神は一瞬で全てを理解すると、俺の頼みを聞き入れてくれた。

「じゃあ、よろしく。」

「はい。」

今度は、春架達の方を振り返る。

「俺、風呂に入れてくる。」

「「えぇ!!?」」

みんなにそれだけ言って、風呂場に向かう。

「兄ちゃん!! 俺の部屋でやってるから!!」

「わかった。」

春架の言葉に頷き、子猫を連れて風呂場に急いだ。

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「ふ~…さっぱりしただろ?」

「にゃ~…」

一時間後。

ようやく子猫を風呂に入れ終え、急いで春架の部屋に向かう。

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