テキストサイズ

恋ばか

第6章 ~お風呂~

「ふぅ~…」

5分ぐらいで体を洗い終えた俺は、湯船に浸かっていた。

(今日はいろいろあって疲れたな…)

本当に、今日一日で、たくさんの事があった。


亮という大切で、かけがえのない存在を手に入れたけど…
その代わりに、大事な親友を失ってしまった。

(これで、よかったのかな…)

考え込んでいると「ガラッ」とドアが開く音がした。

「っ!? 亮!?」

「出て来るの遅いから入っちゃった。」

「あ、ご、ごめん。 俺出るからごゆっくり!! っ!?」

「ダメ。」

亮は慌てて上がろうとした俺の手を掴むと、自分の方に引き寄せてきた。

「ちょっ、止めろよ…ここ風呂場だぞ?」

「やだ。」

即答。

「さっき邪魔されてお預けだったし…」

「何言って…んっ!!」

亮は優しくキスすると、キュッと胸の突起をつまんできた。

「あっ…亮…やめっ…」

「大丈夫。 触るだけだから…」

しかし、俺の言葉を聞かず、腰に巻いているタオルの中に手をー

「やめろ!!」

入れる所で俺は叫んだ。
ピタリと亮の動きが止まる。

そして、重々しく口を開いた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ