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恋ばか

第7章 ~甘い二人~

「留架のためにフリフリの可愛いパジャマ用意したのに…」

「用意せんでいいわっ!!」

いらない突っ込みをしてからジャージを引っ張り出す。

…と、後ろから亮に抱きしめられた。

「亮…? どうし…」

「俺がわざわざ服着せなかった理由、わかってるよね?」

そう言って、耳を甘がみしてくる。

「ひゃっ!!」

「可愛い声…」

亮は「クスリ」と笑うと、首筋を舐めてきて、さらに片手を胸に、もう片方の手をタオルの中に忍ばせてきた。

「あっ…ちょっ…亮…こんなとこで…やっ…」

「…じゃあ、移動しようか?」

「え? うわっ!?」

亮は俺を抱き上げてベッドに移動すると、押し倒してきた。

「ちょっ…待っ…」

「ムリ。」

俺の言葉に即答すると、唇を重ねてきた。

「んっ…あ…っふ…亮っ…」

亮の首に腕を回して引き寄せ、自ら舌を絡めてキスに応える。

「んっ…亮…」

「ん?」

唇が離れ、亮に抱きつくと、無意識のうちに言葉が出た。

「好き…」

「へ?」

急な告白に亮は変な声をあげた。

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