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「そうですか。　わかりました。」

『うん…迷惑かけて、本当にごめんなさい…』

ん？　小内君がいなくなってるな。

どこに…

「迷惑だなんて、そんな…それはこちらの台詞ですよ。　怖い思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。

また、ご連絡します。」

『えぇ…』

電話を切り、使用人に返そうとした時だった。

「？　なんか、外が騒がしいね。」

「ほんとだ。」

「失礼します!!」

小内君が、もの凄い勢いで部屋に駆け込んできたのは。

「小内君…一体、どうし…」

「み、三神さん…」

なんだ？

珍しく、小内君が慌てている。

「北条様が…お見えになられました。」

「!?」

北条様が!?

静香様のことで、私達に苦情を言いにきたのだろうか。

「ご用件は？」

「そ、それが…静香様の連絡先を教えてほしいと。」

「静香様の？」

予想外の用件。

何故、私達の所に？

「とにかく…行きましょうか。」

「は、はい。」

部屋を出る前に、留架様を振り返った。

「留架様、申し訳ありません。　静香様のことは、戻り次第説明しますので。」

「了解。　いってらっしゃい。」

とにかく、今は北条様だ。