恋ばか
第37章 ~お慕い申し上げます~
「ちぇっ…うちも北条グループ狙ってたのに…」
「先に取られちゃったか~…」
境様と亮様が、がっくりと肩を落とす。
狙っているのを知っていたから、急いだんです。
「ふふふ。 俺の執事は優秀でしょ?」
「くそ…次は負けないからな。」
皆さんは友人であり、ライバルでもある。
不思議な関係だ。
「…ま、三神と湊さんが浮気してないってことがわかったね。」
「「そんなことしませんよ…」」
浮気だなんて…
そんな末恐ろしいことできない。
「よかったよかった。」
もちろん、最初からするつもりはないが。
「三神も湊さんも、座れば?」
「いえ…せっかくですが…」
立っていた方が、部屋から出る時に楽だ。
「そう?」
「はい。 気遣っていただき、ありがとうございます。」
静香様のことも気になるし。
「…で、話が一段落ついたところで話題変えてもいいか?」
「? いいよ?」
境様の言葉に、不思議そうに頷いた留架様。
いつもなら、こんなこと仰られないからな。
「さっき、留架が三神が浮気してないとかどうとか言ってた時に思ったんだけどさ…」
「うん。」
留架様は紅茶を飲みながら、境様の言葉に頷いた。
「お前…記憶失って空と付き合ってた頃、したわけ?」
「「ぅぐっ…!!!?」」
したとは…あれだよな。
うん、あれだ。
「ゴホッ…な、にっ…」
「っ…お前、急になんだよっ…?」
紅茶を飲んでいたため、むせてしまったお二人。
「先に取られちゃったか~…」
境様と亮様が、がっくりと肩を落とす。
狙っているのを知っていたから、急いだんです。
「ふふふ。 俺の執事は優秀でしょ?」
「くそ…次は負けないからな。」
皆さんは友人であり、ライバルでもある。
不思議な関係だ。
「…ま、三神と湊さんが浮気してないってことがわかったね。」
「「そんなことしませんよ…」」
浮気だなんて…
そんな末恐ろしいことできない。
「よかったよかった。」
もちろん、最初からするつもりはないが。
「三神も湊さんも、座れば?」
「いえ…せっかくですが…」
立っていた方が、部屋から出る時に楽だ。
「そう?」
「はい。 気遣っていただき、ありがとうございます。」
静香様のことも気になるし。
「…で、話が一段落ついたところで話題変えてもいいか?」
「? いいよ?」
境様の言葉に、不思議そうに頷いた留架様。
いつもなら、こんなこと仰られないからな。
「さっき、留架が三神が浮気してないとかどうとか言ってた時に思ったんだけどさ…」
「うん。」
留架様は紅茶を飲みながら、境様の言葉に頷いた。
「お前…記憶失って空と付き合ってた頃、したわけ?」
「「ぅぐっ…!!!?」」
したとは…あれだよな。
うん、あれだ。
「ゴホッ…な、にっ…」
「っ…お前、急になんだよっ…?」
紅茶を飲んでいたため、むせてしまったお二人。