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恋ばか

第37章 ~お慕い申し上げます~

「がま、ん…できなっ…アッ…ぁ…もっ…許して下さ…ッ…」

「くっ…俺も、そろそろ限界だっ…」

「ひあっ!?」

苦しそうに顔を歪めたニック様は、私の腰を掴んで一気に突き上げてきた。

「あっ!! そ、なっ…強く…ぁ…したらッ…ンッ!!」

突然の強い快感。

逃げようとした私の腰をしっかりと掴んで、ニック様は逃がしてくれなかった。

「やぁ…っ…ダメッ…あ…ァッ…」

「はっ…」

気持ちよすぎて、頭がおかしくなりそうだ。

「ニ…ックさ、ま…もぉ…ッ…」

「っ…俺も…」

欲望を解放されることを許された私は、次の瞬間には今までためていた欲望を吐き出した。

「ぁあっ!!!」

「くっ…」

私とほぼ同時に達したニック様のものが流れ込んでくるのがわかる。

「はぁ…ッ…はっ…ん…」

少し余韻に浸ってから、ニック様の上に倒れ込む。

…昼間したのに、結構量が多いな
…我慢したからか?

「!!? ニックさ…」

安心しきってニック様に体を預けていると、くるりと体を反転させられた。

つまり、正常位。

「ん? まさか、この一回で終わるなんて思ってないよな?」

「え゛っ!?」

気が付けば、中に入っているニック様のモノは復活していた。

は、早過ぎる…

「ちょ、ちょっと待って下さ…あっ!!」

「ほら…少し動いただけで、お前のも回復してるぜ?」

「な、に言って…んっ…///」

体は正直とはよく言ったものだ。

達してから時間が経っていないというのに、私のモノは完全に復活している。

「ア…ッ…はっ…」

先程までとは違って、優しくゆっくりな律動。

私は、無性にニック様と少しでもくっつきたくなった。

「ニック様…ぁっ…ん…」

「ん…っ?」

名前を呼ぶと、ニック様は腰の動きを止めた。

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