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「「おおー。」」

「三神さんって…すごいですね。」

で、今どんな状況かというと…

「やっぱり、すごい浴衣似合うね。」

「この中で一番似合ってるんじゃない？」

「「同感。」」

お風呂上がり。

浴衣を着たら、皆様に囲まれてこの有り様。

「いつものスーツ姿も綺麗だけど、浴衣も似合うんだね。」

浴衣なんて…ほとんど着たことないんですけどね。

「あんまり褒めないで下さい…恥ずかしいです。」

「だって本当のことだし。」

いやいやいや。

「留架様もよくお似合いですよ。」

「んー…そう？」

はい。

そして、少し乱れているところが妙にエロい。

「へへへ。　まぁ、とにあえず…部屋に戻ろうか。　食事も届いてるだろうし。」

「だな。」

「「はい。」」

で、脱衣所を出て部屋に戻るわけなんですが…

「ねぇ、すごいカッコよくない？」

「バカ。　知らないの？　あれ、桜木財閥のご子息と、小原財閥のご子息に、五十嵐財閥のご長男だって。」

「え!?　そうなの!!?」

皆様ものすごく目立つので、注目を集めるわけですよ。

留架様方が泊まるような旅館なので、それなりの家の方々もいらっしゃっているようだ。

「あれだけすごい方々が集まってると、迫力あるね…」

「ねー。　私達とは、レベルが違うね。」

一応、身をわきまえているのか。

たまに、身の程知らずな女性がいるんだよな…

「あ!!　食事届いてる!!」

「やったね。　お腹空いてたんだ。」

部屋に戻ると、既に食事が運ばれていた。

どうやら、今運ばれてきたばかりらしい。