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恋ばか

第1章 ~出逢い~

バタンッ

小原は勢いよく屋上の扉を開けた。

「ちょっ、もう離せって!」

そう言うとあっさり手を離してくれた。

「桜木… 俺、ちゃんと約束守ったよ? だから、桜木もちゃんと約束守ってよ?」

ドキッ!

「あっ、あぁ…」

「やったー!!」

俺が返事をした瞬間、小原はものすごい歓喜の声をあげた。

「じゃあさ、これから俺の事は亮って呼んで?俺も桜木の事留架って呼ぶから。」

うっ…なんて笑顔で言うんだよ…

「わっ、わかった…」

「はい、じゃあ呼んでみて?」

「はぁ!? なんでだよ!?」

「いいじゃん。 今聞きたいの!!」

い、意味がわからん…
でも、そんな笑顔で言われると逆らえない…

「り、亮…///」

「よくできました。 留架。」

と言って頭を撫でてくる。

「なんで頭なんて撫でられなきゃいけな…」

チュッ

え? 今…なんか唇に…

「っ!? なっ、何して… んっ!!」

亮はもう一度キスしてきた。
さっきのとは比べ物にならなくらい深い…

「ふっ…んんっ…あっ…///」

ガクンッ

俺は今まで感じた事のない快感に膝から崩れ落ちた。

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