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恋ばか

第8章 ~親友、そして再会~

(なんか、ヤバくない?)

(うん…亮、完全に怒ってるし…)

二人の様子をうかがうと、口論に夢中のようでこちらに気づいていない。

(…どうする?)

(…どうするって言っても…止められないでしょ? 亮、怖いし…)

(…臣も怒ると怖いんだよね…)

チラッと二人を振り返る。

なるほど…確かにオーラが黒い…

(…うん…怖そう…)

(でしょ?)

((はあ~))

二人して深く溜め息をついた時、二人の方から、耳を疑う言葉が聴こえた。

「じゃあ、○○○で勝負つけようぜ?」

「はあ!?」

真っ先に声を上げたのは俺。

「いいですね。」

「ちょっ!! 臣!?」

次に声を上げたのは境。
そんな俺達の声を無視して、二人は話を進めていく。

「じゃあ、今夜、相手を何回イかせられるかで勝負な?」

「亮!! 待っ…」

止めようとしても無駄な気がしたが、止めずにはいられない。

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