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さくらさく

第3章 2

「奈々ちゃん!!おはよー♪」

今日は日曜日。

奈々ちゃんからのお誘いで、遊ぶことになった。

「予定大丈夫だった?」

「全然だいじょーぶ♪」

「日向が急に予定が入ったって言うんだよ!?寂しいからさくら誘っちゃった♪」

「うれしー♪」

私たちは雑貨屋さんに行くことにした。

「日向とお揃い買いたいなぁ。」

「私も祐樹とお揃い欲しい!!奈々ちゃんとも!!」

「あたしも思ってた♪ホント気が合うね♪」

こうやって、少しでも思い出を作っとかないと…

悲しくなっちゃう。

「あー!このストラップかわい♪」

はっ

しまった。ボーッとしてた。

「どれどれ~?♪あっ、猫だぁ!!メッチャかわいい♪」

奈々ちゃんが見つけたのは白と黒の猫のストラップ。

「ね、さくら。これ買わない?」

「うん!!♪」

私が黒で、奈々ちゃんが白。

2人のイメージの逆の色。

仲良しって感じ♪

「ふふふっ♪」

「何にやけてんの?」

「奈々ちゃんとお揃い嬉しいんだもん♪」

「ホントかわいーなぁ♪」

私たちはこのあと、

お互いの彼とのお揃いを見つけ、

会計を済ましてゲームセンターに行った。

「奈々ちゃんっ!!プリクラとろっ!!プリクラっ♪」

「そんなにはしゃがないの。とるからさっ♪」


『可愛くウサちゃんポーズ!!3.2.1…』

カシャッ

「あー楽しい♪」

「なんかいつも以上に楽しんでない?」

「えー?♪いつもどーりだしっっ♪」

なんて

この時間を忘れないように

消えてしまわないように…

楽しんでるよ。

すごく。

だって大好きなんだもん。

たくさん残しておかないと。

「あはー!!奈々ちゃん半目www」

「隠して!!」

「半目っ♪」

私は奈々ちゃんの半目を隠さずにメッセージを書いた。

『ずっとずっと大好きだよ 愛してりゅ』

「隠してよ!」

「やだよ!!思い出だもん!!」

「なんの!?」

「奈々ちゃんの半目記念~♪」




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