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さくらさく

第2章 1

私の予感は的中。

ずっとお世話になってる医者の城崎さん。

彼女は重々しく口を開いて、

「さくらちゃんの心臓機能が低下したわ。
このままでは年を越すのは難しいかもしれない。」

と言った。

なにも言えなかった。

でも悲しいとは思わなかった。

命の終わりをこんなに突然告げられるなんて。

残酷だ。








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