
さくらさく
第2章 1
その日から1ヶ月がたった。
この事は奈々ちゃんにも祐樹にも言ってない。
「もうすぐ死ぬんだよ」
とか言えるはずがない。
「さくら?どうした、気分悪いか?」
今は放課後。
祐樹と祐樹の家に居る。
「なんでもないよ。大丈夫。」
「無理しなくていいからな?」
無理なんかしてない。
むしろ、早く抱いてほしい。
このムシャクシャした気持ちをどうにかしてほしい。
私は服を脱ぎ捨て、下着だけになった。
「うわっ!!いきなり脱ぐなっ。」
「…いて」
「え?」
私はまっすぐ祐樹の目を見る。
「抱いて。」
「~~~~っ///」
どさっ
祐樹は私にキスして舌を入れてきた。
