
どらくえ3
第8章 ロマリア
ロマリア城下町に入ったアベル達は、やっぱりまずは宿探し。
「交易が盛んだけあって宿屋も多いのう」
「どこに泊まろうか」
「あたしノミとダニのいない布団で寝たい!できれば枕はやらかめで!」
「儂は酒、飯、風呂!」
「…まあ、わかるけども」
キョロキョロしていたら呼び止められた。
「ちょいと旅の兄さん達。宿をお探しかい?」
ごつごつした筋肉質な40歳くらいの男だ。
緑のタンクトップに白いエプロンという微妙な出で立ちだ。
「ああ、はい…。」
「だったら!だったら、うちに来なよ。見たとこロマリアは初めてだろう?」
「ええ、まあ…。」
「だったら!だったら、上手いロマリア料理食わせてやるよ!食いたいだろう?」
「酒はあるかの?」
「酒もあるとも!ノアニール地方の高級ワイン!」
「風呂はどうじゃな?」
「ロマリア式のでっかい風呂があるとも!あかすり付き!」
「ベッドはどう?」
「ふっかふかの羽布団!まくらもふかふか天国行き!」
「アベル殿…」
「アベル…」
『決まりよ』『決まりじゃ』
「わかった、だからハモるなよ!」
こうしてロマリアの宿は、押しの強いムキムキ兄さんの店に決まったのだった。
「交易が盛んだけあって宿屋も多いのう」
「どこに泊まろうか」
「あたしノミとダニのいない布団で寝たい!できれば枕はやらかめで!」
「儂は酒、飯、風呂!」
「…まあ、わかるけども」
キョロキョロしていたら呼び止められた。
「ちょいと旅の兄さん達。宿をお探しかい?」
ごつごつした筋肉質な40歳くらいの男だ。
緑のタンクトップに白いエプロンという微妙な出で立ちだ。
「ああ、はい…。」
「だったら!だったら、うちに来なよ。見たとこロマリアは初めてだろう?」
「ええ、まあ…。」
「だったら!だったら、上手いロマリア料理食わせてやるよ!食いたいだろう?」
「酒はあるかの?」
「酒もあるとも!ノアニール地方の高級ワイン!」
「風呂はどうじゃな?」
「ロマリア式のでっかい風呂があるとも!あかすり付き!」
「ベッドはどう?」
「ふっかふかの羽布団!まくらもふかふか天国行き!」
「アベル殿…」
「アベル…」
『決まりよ』『決まりじゃ』
「わかった、だからハモるなよ!」
こうしてロマリアの宿は、押しの強いムキムキ兄さんの店に決まったのだった。
