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恋心

第17章 line

珈琲カップの割れた部分を拾い上げ
彼の喉に突き立てた
あたしの手から流れる血が
床に流れる…

彼は、冷たい瞳であたしを見ながら
興奮した熱を醒まそうとした


『いいよ。やれよ、その方が楽だわ』

彼は、あたしの手を握り
首に突き刺した


あたしは…震えながら
拒んだ
精一杯拒み
手は血で一色に染められていた

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