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恋心

第18章 rainbridge

悲しい…呟いても聴こえやしない
その背中をあたしは
蹴りたくなる…

ベットの波を直し
お気に入りの下着を着けて
化粧棚に向かい合い
鏡をみる

若くない顔をみて

また
幸せが遠退いた音がした。

彼は、シャワー室から
出てきて
あたしの頬にキスをした

タオルで身体をふきあげ
スーツを着こなし
颯爽と
玄関へ向かおうとした

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