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恋心

第20章 不器用なキス

カーテンからオレンジ色の光が射して
蘭子は、目をさました。

蘭子の長い髪を掴む
白く長い指
しっかりと握られた髪は
縺れていた。


蘭子は、そっと外そうとしたけど
強く握られた髪は、外れない。


『なおっ…や』と身体を揺すった。

それでも…起きない

蘭子は、仕方無くまた
隣で目をつぶった。

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