無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

二人と一匹は
並んで店から出た。

僕は論文があるから
図書館に行きたい…
田中君をサルに任せるのは
口惜しいけど…卒業出来なかったら
親に仕送りを止められてしまう…チッ


『田中君、論文仕上げないとやばいから図書館に寄るよ。今晩はどうすんの?』と僕は…田中君をみた。


『んぢゃ。俺もさ図書館に行くわ暇だし…ぢゃぁ佐野。またな♪』


アッサリ
サルに手をふる田中君は
なんて男前なんだ！


キラキラした瞳で僕は
田中君をみた…みたんだが

サルが真ん中で跳び跳ねながら
これでもかと邪魔をする


こいつ。ひょっとして
感が鬼の様に鋭いのか
動物の感なのか…

僕には
サルの声が
ウッキーにか聞こえなくなるくらい
衝撃的なことを言い出した。