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恋心

第27章 溶けるようなKissがしたい

俺はエレベーターで
女を抱き寄せサングラスを外して
目を見た

「ねぇ。なんで俺と寝たの?
あんた。芸能人だよね。かなり
有名だしさ。」

また、女は顔をしたに向けた


「そうゆう話は嫌いよ。ただの
気まぐれよ。たまたま、あたしごのみの
貴方を見つけただけ。。ただ。それだけ
ダメなの?あと、こうゆう質問は
もうしないで。」


何かが
壊れる
そんな音が
俺達の間で響いた。

「名前。あんたの名前だけ教えろよ。」


エレベーターは
止まり
女が、おりかけに振り返り
俺に言った


「加奈子。」

そう言ったら
背中を向けて
鍵を開けた。


「加奈子。芸名は違うのにな。」


甘い匂いが
また
俺を包む


ソファに座り
俺は
重いカーテンを見上げた
開けたことがまずないだろうと
思う位
重いカーテンが垂れている。


音楽が鳴りだした

男が切なく奏でるメロディー
力強く
弱く。。。て。



携帯が鳴りだした
大学の友人からだった。

加奈子が
部屋の奥から出てきて
俺の携帯を取り上げ
水槽へ投げ入れた。

エンジェルフィッシュが
ユラユラと異物をかわす
沈んでいく
俺の世界が。。。


「な?なにすんだよ!まぢかよ?
ばかぢゃね?」

水槽に腕をいれて
とりだしたが、電源すら入らない


加奈子は、袋を出してきて
俺に掘り投げた


「貴方の携帯よ。あたしの連絡先は
登録してあるから。」

袋を開けて
取り出した。

「なんなんだよ。あんた。芸能人だからって
俺を外部から断ち切るつもりかよ」


加奈子は、俺の膝に座り
首に唇を寄せて
話出した。

「明日、引っ越してきて。鍵渡すから。
外部は、一切シャットアウトよ。
貴方は、今日からあたしだけの物だから」


膝から身体を離し
シャワー室へ消えた。


「まぢかよ。。」愕然とした。俺。

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