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恋心

第5章 金魚

ゆらゆら…綺麗な服を着て
毎夜貴方に夢を与え歩くあたしは、

金魚

芸名だけどね。そう

夜の海を畑違いの金魚が游ぐのよ
粋でしょ…


綺麗なフロアと壁一色に塗られた
銀色の模様…の中にあたしは居るの


ほら。お客様があたしを観てるわ


「この子がいい。」

彼は、あたしを指差しながら
やらしい目であたしを
見つめる。

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