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恋心

第5章 金魚

masterがあたしの手を取り
ソファから立ち上がるあたしを
彼が…カーテンの奥で待ち構えてる。

赤い個室のカーテンが開いて
あたしは、前を向いたまま後ろ手で
ドアを閉めたの。

彼は…あたしを見るなり

「美しい…綺麗だ…」と
抱き寄せた。


「金魚と申します。宜しくお願い申し上げます。一時の夢を御一緒させて戴きます。」

彼の腕から離れ

金魚は、水辺へ


彼を裸にして
衣類を畳みboxに入れて保管した。

温かく湯気が上がる風呂場

マットに彼を押し倒し
水を得た金魚は…彼を導いた。

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