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恋心

第6章 X'mas

失恋をひきづって
いい大人がX'masに珈琲飲んで
昔を振り返えるなんて…

笑うしかない

一緒に祝う女性も居ない

情けないよな。


窓の外を見ながら
残りの珈琲を飲み
ビデオ屋さんにでも行こうと
立ち上がろうとして
窓をもう一度見た…



小さな犬が
人と人の間をすり抜け
交差点を渡り
街灯の下へお座りをしながら
色々な人の顔を見上げていた


なんだか
切なかったんだ…

寂しそうでさ。


僕は…急いで会計を終わらせて
その犬に駆け寄った。

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