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僕は…従業員のゆきさんを見て
何故だか…ホッとした
最近ゆきが、あまりご飯を食べないからだ。タイミングよく従業員のゆきさんに会えたことを嬉しく思った。

その事を話すと
ゲージの位置と部屋の温度や
食事を聞かれた。

僕は…細かく説明できないから
部屋へ呼んだ

ゆきと従業員のゆきさんは
二人で楽しそうにマンションの階段を上がり振り返る…

なんだか…温かな気持ちになった…


従業員のゆきさんは部屋へ入るなり

ダメだしを連呼した。

僕は…かなり凹んだ。

部屋は寒すぎる
餌は、多すぎる
ミルクの与えすぎ


僕は…従業員のゆきさんに
毎日立ち寄って欲しいとお願いした


ゆきの体調が治るまで
せめてそれまでと…

従業員のゆきさんは
顔を真っ赤にして…僕を見上げながら
あの日のゆきのように
僕を見上げ…


「はい。私で良ければ…」と
うつ向いた。


なんて可愛い人なんだって…僕は…
従業員のゆきさんを見つめていた

従業員のゆきさんは
ゆきを見ながら…

「明日から、毎日来るからね♪いい子にしてるんだよ。」と言って

ゆきのお腹をさすった。


キラキラした従業員のゆきさん


家の鍵を従業員のゆきさんに
「僕の帰宅が遅い場合は、入って居て下さい。迷惑ぢゃないなら…」


従業員のゆきさんは、嬉しそうに
「はい！嬉しいです。ゆきちゃんに会えるし…あなたにも…あえるから」


沈黙と従業員のゆきさんのハニカム笑顔を僕は…愛しいと思った。


僕は…X'masの日に二つの大切な出逢いを遂げていた。


さよなら…色褪せた…いつかのメリークリスマス。


End