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恋心

第9章 満たされた月

あたしを満たしてよ…誰か


「あんっ…いたぃ…あ、でも…いぃ
痛いくらいに噛んで…」


一夜限りの男と夜に溶けていく
満たされぬ月は、背中を滑り
快楽の道なき道を突き進んでいくの。


「ねぇ~もっと頂戴…」

股を開き…手招きをするあたしは…
昼間は、普通のOL
夜は…娼婦の様に欲望を垂れ流して
一晩の相手を…探し歩き
胸に空いた虚しさや憂鬱を埋める


手招きをされた男は
彼女の股に身体を埋める…深く
二回目の波を越え…

「きもちぃぃ…君は、最高だよ…締まる…すごっ」


「ねぇ。まだっ…いかないで…はぁぅ
あたしが…さきよ…」


彼女の脚を掴みさすりながら
何度も腰をグラインドさせ…
ベチャベチャと濁音が激しく鳴り響く

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