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恋心

第9章 満たされた月

駅の改札口に辿り着き
辺りはX'masで浮かれていた

改札口の横に一人の男が
酔っぱらって座り込んでいた
鞄は開いたまま…携帯は手から落ちていた…

女は、男に近づき
座り…「ちょっと 起きなさいよ。
あんた。こんな寒いなか死んじゃうよ」

肩を揺すっても揺すっても。

起きない…

女は、男の頬を両手で挟み
持ち上げた

「男前じゃんか。」なんて
言っちゃった。

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