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恋心

第10章 呼吸

仕事が終わり、職場の机に足を投げ出しタバコをふかしながら外を眺めた。

夕焼けは赤く染まり
闇へと包まれていく。

メールの受信音がなり

めんどくさそうに手に取り
メールを確認した。


俺は…急いで貴女の元へ走り出した
バカだよな。
でも…好きなんだよ
貴女のすべてがさ
どうしようもなく…誰かのものだとしても…奪い合う覚悟は、出来てるからさ。
今夜こそは…
貴女の中で、眠らせて…


携帯を取り出して
貴女へ
電話するよ。
声を聞かせてよ…
かすれそうな声だっていい…

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