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恋心

第11章 涙

宏子の軽やかな 毛皮のコートを手に
引き下がる男たち
ドンペリは汗をかき氷はピンク色に
変幻していた。

宏子のニットスカートから見える脚は
すらりと延びて組まれている

「キリオ、貴方今月売上げは上々なの?他のホスト達は、息巻いているのに貴方は、まったく動揺しないのは何故?」

キリオは、ドンペリをバカラのglassに注ぎ…


「僕が息巻いて焦る姿を見たいですか?」

ピンクの氷を掴み
宏子は、キリオのブラウスに入れた。

「貴方の焦る姿を一度みたいわ…
そして私にお願いする姿もね」

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