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恋心

第13章 絡ませて

熱いシャワーを浴びながら
私は、色んな家庭の匂いを流した
母親のあたし
旦那がいるあたし
ぜーんぶ排水溝へ、さようなら


突然、バスルームのドアがあいた
引き締まった身体が
私の前に立っていた。

「やだ。はずかしいぢゃん…待っててよ。」
後ろを向いた

「やだ。みたい。」と彼は後ろから抱きついてきた。

シャワーは、バシャバシャと
二人の身体にあたる…

私は、振り返り
キスをした。彼の右腕には炎のタトゥーが描かれていた…

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