テキストサイズ

恋心

第13章 絡ませて

彼の腰に腕をまわし
今までに無いような深いキスを交わした。

シャワーは、二人の顔にかかる…
激しくいとおしく続く口づけは
もう二度と味わう事の出来ない快感にかわっていく…

彼の指が首へ
唇は耳の下へ
私の身体は、徐々に高揚する。

年下とか年上とか
老いてきた体とか
そうゆうの全部…排水溝に流れて消えた。


「ベッドへ、」彼は囁く

静かにバスローブを取り
薄明かりのベッドへ周りは
ベルベットの赤と紫が交差し
やらしい神秘さが
二人を招きいれた…

「何でもいい…今は君を抱きたい…こんな理由だめ?」

彼は、私の髪を優しく撫でながら
見つめてくる…

「いいよ…忘れられない1日にして」
と言った

ゆっくりと始まる
私達の時間…回りだした糸車を引き寄せるように…

「好きになりそうで、こわい」
彼は、愛撫を続けながら言った

甘い吐息を発しながら
私は、夢中で彼を求めた。狂おしい位に…

絡ませて…すべて…



end

ストーリーメニュー

TOPTOPへ