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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第13章 その日

翔side

翔ちゃんは、皆の夢なんだよ…

美保は微笑んだけど


泣いてる様に見えたんだ…


もう、解放してあげなきゃな…


「……わかった。」


上手い言葉が見つからない…

美保は、オレを見て


「翔ちゃん……あたし……」


美保が言葉に詰まる


オレは握った手に力を入れる


「うん?」



美保は一旦俯いて、


「楽しかったね!」



笑顔で顔を上げた。



夜が明けてくる。

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