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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第9章 時間

翔side


その日は特番のスタッフに飯を誘われる。


なるべくスタッフの誘いは断らない。一人での仕事の時は特にそうする。きっと、この繋がりがグループに繁栄するから。



スタッフ5、6人と暫く飲んでると、デレクターの電話が鳴る。


「翔くん、川口達が合流したいたいって言うんだけど良いかな?」


特番のアシスタントを務めた女子アナだ。

「お!良いね!」

スタッフの誰かが言った。


俺に断る権利は無い。


「え?あぁ、俺は構わないですけど」


打ち上げ中に合流なんてよくある事だ。

少しすると彼女の局の女子アナ3人を連れて来た。


川口アナは俺の横に座る。


デレクターが
「お前ちゃっかりしてるな!」

って言った。


「そりゃそーですよ!こんなチャンスめったに無いじゃないですか~!」


川口アナは甘ったるく言った。

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