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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第10章 確認

美保side

深夜仕事が終わってマネージャーに送ってもらう。


マンションに入るなり電話が鳴る。


翔からだ。


「はい。」

「ごめんな。夕方スタジオ居たから電話出れなくて。」

「うん。大丈夫。」

「あの~あのさ、俺~写真撮られちゃてさ…」

「………え?」


「いや、ただの打ち上げなんだ!」

「………うん。」

「ただ…女子アナも居てさ、その人といかにもツーショットみたいな写真撮られちゃってさ…」

キミは何か色々言ってだけど、なんだか、耳の奥がザワザワして真っ白になってた。

「ハハ……そっか…なんだ!あたしが愛してるなんてメール打ってた時女子アナと飲んでたんだ…」

分かってる。
打ち上げで丸でツーショットみたく写真を撮られる事がある事ぐらい。

自分が逢えないのにと下らない嫉妬

「いや、だから!打ち上げだっての!
仕事みたいなもんだよ。」

「どーでもいい。」

「あ?」

翔の声のトーンが低くなる。

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